People人を知る
検索社会をHackする。
エンジニアが担っている役割。
Profile
K.Y.
オートメーションチーム リードエンジニア 2020年入社ヤフー等メガベンチャーを経験後、ベンチャー企業に移籍。その後、広告業界のエンジニアとなり、2020年にNo.ホールディングスへ入社。基幹システムやLP周りの開発をメインで担当している。
安藤 誠也
取締役 2020年入社2020年にエイチームからNo.ホールディングスに移籍し、2021年に取締役に就任。アカウントコンサルタント側のエンジニアとして、顧客折衝から広告運用の配信や調整、開発まで全てを管轄している。
僕らの目的は、
技術を磨くではなく、成果をあげる。
ナンバーらしいエンジニアとは
安藤
今日はナンバーにおけるエンジニアを紹介する対談みたいです。
K.Y.
はい(笑)。対談ですか。難しいですね。あまり競合に知られたくない部分は話せないですよね。
安藤
……。まあ、ある程度って感じですかね(笑)。
危ないところは「ピー」を入れてもらいましょう。
K.Y.
わかりました。
安藤
では、Yさん。ナンバーのエンジニアの特徴はどういったところでしょうか?
K.Y.
ん〜……。「ビジネスに活用するために技術を使う」というところですかね。
安藤
というと?
K.Y.
エンジニアも他の職種と同じで、お客様の売上を効率よく上げて成果を出すことがゴールです。例えば、web上だけの改善で申込みが増えても売上が上がらないと意味がありません。だから、web上とオフラインを接続して考え、オフラインも計測できるように開発をしていますよね。
安藤
確かに、ゴール設定における考え方の違いはあるかもしれないですね。エンジニアの人は、新しい技術に挑戦することにやりがいを感じることがあるかもしれないですが、我々は対クライアント業務なので、クライアントの売上を第一優先に考えます。
K.Y.
評価も粗利への貢献ができたかどうかなので、技術力をあげるために頑張るというより、利益追求のための開発ができる。
安藤
言葉を選ばずにいうと、新しい技術をひたすらに追求したいエンジニアにとっては、ナンバーの環境はあまり嬉しい環境ではないんじゃないかなって思います。
K.Y.
ですよね。合う合わないがすごくあると思います。決して最新の開発スキルが伸びていくかというとそうではない。その分お客様の売上を伸ばすところに深く関われるのがナンバーの良さではありますよね。
安藤
そうですね。ビジネスに興味・関心が強い人は合うと思いますね。
顧客の成果に
コミットするエンジニアに。
成長したことについて
安藤
「お客様の最終的な成果までコミットする」。この面で成長を感じることはありますか?
K.Y.
正直まだ、粗利貢献をすることの難しさを感じています。大半の開発が売上の改善に直結するわけではないので。そこが日々できたらいいなと思っている部分ですね。
安藤
エンジニアの視点だと難しいところもありますよね。
K.Y.
そうなんですよね。
安藤
クライアントのビジネスも広告のアルゴリズムも理解し、その上で利益をつくっていくので。
K.Y.
誠也さんでも難しいって思うんですね。
安藤
はい。ハードルはめちゃくちゃ高いと思います。
K.Y.
一方で、最終的な成果にコミットする意識が強くなった分、前職のときより成果までしっかりと見据えた上で開発はできるようになっていると思います。
安藤
例えば、「この指標もデータとして取っておいて相関性を確認した上で施策を打ちませんか」といった提案をしますよね。
K.Y.
そうですね。「根拠をもって提案すること」はエンジニアにも求められますね。だからこそ、web上だけではなく全体が見えていないといけません。
安藤
そこは社内のシステムをメインで設計し、汎用性にもこだわっている取締役の松田さんが厳しいですよね。
K.Y.
はい。今後はさらに、複雑な仕様を複雑なまま実装できるスキルではなく、松田さんのように複雑なものをシンプルにし、汎用性の高いシステムを作れるようになっていきたいですね。
常識を疑う、独自の開発は、
ワクワクする。
やりがいについて
K.Y.
難しいなと思ったものができたときは、嬉しいですよね。
安藤
わかります。僕はやっぱり、通常の広告ツールの機能ではできないけれど、ナンバー独自のロジックやアルゴリズムを使うとできる機能を提供できたときは、すごくワクワクしますね。
これができたら、すごいことになるぞ。新しいノウハウが手に入るぞって。
K.Y.
いいですね。具体的に何かありましたっけ?
安藤
Yさんのヒートマップツールもそうじゃないですか?
K.Y.
ありましたね。
安藤
もともとLPのABテストのときは、ヒートマップを分けて計測できないのが当たり前だったんですよね。
K.Y.
はい。多くのLPのABテストは、ABとも同じURLのため、ヒートマップツールが同じページだと認識してしまうんですね。それを独自のツールを開発することで、別々のものと認識させ、LP上でのヒートマップでABの優劣をつけられるようになりました。
安藤
開発の内容は話せないですが、そのツールによって、LPのパフォーマンスの判断が速くなり、PDCAを回すサイクルが速くなりましたね。
K.Y.
最初は、AもBも区別せず同じものとしか計測できないということが当たり前な状態でしたが、実はそれは、解消すべき不便なことだったということです。今では、解消された状態が当たり前になってしまいました(笑)。
業界No.1は、
エンジニアリングが牽引する。
今後の目標について
安藤
会社として見たときに業界No.1を狙って今ビジネスをしているわけなんですけれど、そこを見据えたときにエンジニアリングのノウハウがすごく重要になってくるなと思ってます。
K.Y.
今の広告媒体のAIってすごいスピードで進化していますよね。
安藤
そうなんです。AIの進化に伴い、web広告運用を担うマーケターの役割がどんどん少なくなってきている。そんな状況の中、今後はクリエイティブとエンジニアリングが差別化ポイントになるんじゃないかと思っています。
K.Y.
エンジニアリングの部分に関していくと、AIがいくら発達したとしても、オフラインのデータを自動的に引っ張ってくるというのは不可能ですね。
安藤
仰るとおりです。なので、我々がAIに対してどのデータを引っ張ってくるか指示を与えてあげる必要が出てくるんですね。AIがそれを学習した上でオフラインのKPIに対して最適化をかけていくということができるようになれば、クライアントの売上と利益の最大化に繫がってくるんじゃないかなと思ってます。「質の高いAIをいかに使いこなせるか」は、ナンバーが今から伸ばしていくエンジニアリングの力だと思いますね。
K.Y.
うん。そうですね。
安藤
どうですか?
K.Y.
誠也さんの説明はすごくわかりやすいなと思って(笑)。まるで本を読んでるみたいで、すごいですね。
安藤
めっちゃ嬉しいですね。ありがとうございます。
K.Y.
やっぱりクライアントとすごく接するから。磨かれるんですよね、きっと。
安藤
エンジニアリングの力と合わせて、そちらも頑張っていきましょう。
K.Y.
学ばせてもらいます。今日は、ありがとうございました。
安藤
ありがとうございました。